ジョンヒョンへ

どうしても2017年に残しておきたくて、ただの覚書のような、なんてことない日本のSHINeeファンの、なんてことないひとりごとです。

またそのうち綺麗にまとめます。

ジョンヒョンオッパ。

わたしは日本の東京に住む、なんてことないただの高校生でした。家庭のルールが厳しく、テレビの時間を決められていたので、人気のドラマも見ることができず、どうしても見たいという反抗期のようなものも超えていたので、特別にそこまですきな芸能人がいたというわけでもありませんでした。周りの友達は、やっぱりジャニーズにハマっている子が多く、わたしだって流行りの歌は歌えたけれど、親友がかんじゃにえいとのミサンガ付きのCDを爆買いしているのを、面白く眺めているだけでした。友達と、つまぶきくんといちはらはやとくん、どちらがかっこいいかという話で盛り上がったことを妙に覚えていますが、今のようにネットが非常に身近にあったわけでもないので、芸能人の細かい経歴やプライベートには全く興味がありませんでした。

そんなとき、母が友人にすすめられて一足先に韓国ドラマにハマりました。わたしたちの家族は母の好みが伝搬するという不思議な流れがあったので、家族全員がテレビを食い入るように見るのには時間がかかりませんでした。まだ、冬ソナが流行るすこし前のことです。OSTから主題歌を覚え、やがてアイドルの映像を見る機会が多くなりました。

なかでも母が気に入ったのは大人気アイドルの神話です。あなたが大好きなヌナと、同じです。友人から借りてきたMVや、字幕の適当なダビングDVDを、わたしはリビングで夢中になって眺めるようになりました。同じく韓国ドラマが気に入った父でしたが、見た目が悪いからとCSアンテナを設置するのに反対をしたため、わたしたちは画質のひどいユーストリームをパソコン画面に張りつくようにして眺めなければなりませんでした。激しいダンスと中毒性のある曲が、とてもすきでした。

ただ、隣国で、さらにいくつも年上の彼らは、中学生のわたしにとって完全に他人でもありました。周りの友人で神話を知っている子は1人もおらず、わたしは母から譲り受けたiPod miniを校則を破り握りしめながら、毎日電車で通学していたのです。

そんなとき、彼らの後輩グループがデビューすると、聞きました。神話だけに興味があり、所属事務所に明るくなかったわたしにとって、それはあまり大きなニュースではありませんでした。ただ、わたしの大好きなミヌオッパが、よろしくよろしくと宣伝をするので、それならば、と、デビューステージを見ることにしたのです。寸前まで流れていたピザハットのCMを、いまでもよく覚えています。

メンバー紹介で、同い年の91ライン(当時はこんな言い方はしなかったら気がしますが)がいるということにとても驚いて、司会の紹介とともに飛び出してきた、大人とは呼べない、カラフルな服を着た細い男の子5人を見て、第一声を聞いて、心臓が止まった感覚がしました。

わたしとSHINeeの9年半は、こうして始まったのです。

いろいろなことがありました。

PC越しにしか見ることのできなかったあなたたちが日本に来るなんて、他のグループと合同でイベントをやっていたあなたたちが、単独コンサートをやってくれるなんて、やがてアリーナツアー、東京ドームを埋めるようになるなんて、誰が想像したでしょうか。

こんなかなしい2017年の終わりを、誰が想像したでしょうか。

わんちゃん、聞こえていないと思いますが。

あなたの歌が、笑顔が、泣き顔が、才能が。わたしの自慢でした。こんなに踊れるグループに、こんなに歌の上手いひとがいるんだよと周りに言って回りたいくらいでした。実際、回ってきました。ほんとうにアイドルなのと聞かれるたび、わたしは笑みを抑えることができませんでした。そうだよ、そうなんだよ!こんなに歌がうまくて、笑顔が素敵で、泣き顔のかわいい、才能にあふれるひとが、わたしの大好きなグループのメインボーカルなんだよと、それが、わたしの自慢でした。

9年半、同じ時を過ごしてきたような気がしていました。

それなのに、どうしてよと泣きつくことしかできずに、ごめんなさい。

それでもわたしは、これからも、あなたを、あなたたちを自慢して生きていきます。

どうしても謝らなければいけないと思うのだけど、わたしはあなたがいないことを、まだ諦められずにいます。声、歌詞、曲、思い出。あなたが残してくれたものがあまりにも大きすぎて、わたしは一度に受け止めきれずにいます。毎日毎日あふれる涙を止める方法さえ思いつかず、泣き明かしています。同い年の2人が耐えようと努力しているにもかかわらず、あなたの温度を直接感じたことのない単なるファンのわたしが、こんなことを言う権利がないのはよくわかっています。それでも、昼間はなんとかまともな人間のふりをして働いています。どうかそれだけは、褒めてよね。

ジョンヒョンオッパ。

あなたからたくさんの時間を奪ってしまったこと、ゆるしてください。

わたしたちのジョンヒョンでいてくれて、ありがとうございました。ほんとうに、おつかれさま。

どうしてもさよならが言えないけれど、そのかわりに、これからも、ずっと、大好きでいさせてください。

あなたの欲しい言葉をすべて伝えることができなくて、ごめんなさい。